ドローン流行の理由
いずれにしても、玩具としてのドローンが人気でかつ注目されてきているのは間違いないようです。なぜドローンがこんなに話題になったのかと言えば、使い方次第では、これほど便利な機械はないからでしょう。
話は少し戻りますが、ドローンは、最初は軍事目的であり、その用途は無人偵察機だったのです。非常に小型なのに無人で自立制御が可能という大きなメリットがあり、偵察には大変適していたのです。
更に技術進歩によって、より安価で手軽な製品として大量生産されるようになって、一般にもどんどん普及すると、今度はマスメディアが今までカメラを飛ばせなかった場所で利用したりするようになりました。一般ユーザーも趣味の動画撮影などで画期的な映像を楽しむようになりました。
既に一般向けでも、しっかり自立制御されたドローンも販売されています。最先端技術で、自転車で疾走している自分の姿をドローンに自動追尾させて撮影するなど、今まででは考えられなかったようなこともできます。いわば未来感溢れる製品の登場というわけです。
現時点では、撮影や情報収集での利用が中心ですが、前述のように、アメリカ大手ネット通販サイトAmazonでは、ドローンを使った宅配サービスを真剣に計画しています。
このようにドローンは大きな可能性を秘めた便利な道具ですが、まだまだ黎明期であり、本格的に日常生活に根付いてはいません。撮影に関してはプライバシーの問題もあります。ドローンの墜落や接触による危険性も解決されていません。そんなこともあって、現在はドローンに対する法整備が急ピッチに進められているわけです。