ドローンとラジコンヘリ、何が違うの?



本来の意味による違い

 

 

いろいろな技術と言う点では、もともと軍事目的で開発されて、それ以後に私たちの日常に恩恵を与えるようになったものが意外と多いのです。この点についてはご存知の人も多いかと思います。

 

ドローンについてもただ危険性だけをピックアップして、何か事件が起こるとあわてて規制するということが多々ありますが、こうした短絡的な考え方ではなく、もっと将来への可能性を考慮した、肯定的、建設的な議論が必要だと思います。

 

軍事目的という事例では、普段の生活に欠かせない日用品であるサランラップやティッシュペーパーなども、当初は軍事の目的で開発された製品なのです。ラップフィルムの場合は銃や弾薬を湿気から防御するために開発されたものですし、ティッシュペーパーは、兵士が装着するガスマスク用のフィルターの代用品として使用されていました。現在の製品からは想像もつかないですよね。ドローンも将来的に非常に役立つ、欠かせないものになっていく可能性があるのです。

 

最近は無人航空機のことを全部ドローンと呼んでいるのが混乱の元でしょう。マスメディアもそんなことを分かっていて「ドローン=無人航空機」として使用している感があります。ドローンとラジコンヘリの違いが不明確になった原因は、ドローンが本来の目的、意味からどんどん外れていったことにもあります。